清水建設と産業技術総合研究所は「ゼロエミッション・水素タウン連携研究室」という新組織を設立、産総研の福島再生可能エネルギー研究所(FREA、郡山市)で本格的な活動を開始した。産総研が保有する水素関連を含めた幅広い技術と、清水建設のエネルギー管理技術などを融合。建物や街区から排出される二酸化炭素(CO2)を削減するとともに、安全な水素貯蔵によるエネルギーの供給を図ることで、環境に優しく災害に強い次世代型の街づくりに貢献するのが目的だ。清水建設エネルギー技術センター水素技術グループの野津剛グループ長に、今後の方向性などについて聞いた。