世界が「井上尚弥」の名を知った伝説の一戦…衝撃の2ラウンドKO負けを喫した「アルゼンチンの英雄」に会う
いまや世界中のボクシングファン・関係者の注目を集めるWBC・WBO世界スーパーバンタム級統一王者の井上尚弥選手。だが、彼とて弱肉強食のボクシング界において、最初から「怪物」たりえたわけではなかった。井上選手がいかにして「本物の怪物」に進化していったのか。対戦相手たちの証言を元に、その強さの秘密、闘うことの意味について綴ったのが『怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ』(森合正範著、講談社刊)だ。 本書の中から、井上尚弥の名前が世界で轟くきっかけとなった伝説のオマール・ナルバエス戦について特別掲載する。 伝説の始まり vs.オマール・ナルバエス(アルゼンチン) 2014年12月30日 東京・東京体育館 2ラウンド 3分1秒 KO WBO世界スーパーフライ級王座獲得 井上の戦績 8戦全勝7KO