本稿は、IGPIグループでデジタルを活用した業務プロセスの改革・構築(DX)に関する豊富なコンサルティング実績を持つ上田剛氏が、DXの推進・実装を任された実務者(DXのコントロールタワー)のためにまとめた書籍『実務担当者のためのビジネスプロセスDX実装ガイドブック』(上田 剛著/東洋経済新報社)から一部を抜粋してお届けします。前編では、ビジネスプロセスDXを「既存事業」「ビジネス部門」から着手すべき理由を解説するとともに、DX議論時に起こりがりな“認識のずれ”を防ぐために有効な3種類の「デジタル化のパターン」について整理します。