【Science View】薄板ガラス流路中の微粒子を音波で操作/SACLAの明るさを6倍にすることに成功
マイクロ流路に音波をかけると、流路内に流れる微粒子が音波のエネルギーを受け、流路中央に直線状に整列する現象が見られる。この現象を利用した「音響絞り込み」により、これまでに動物細胞など約10マイクロメートル(μm、1μmは1000分の1mm)以上の微粒子を操作する方法が、免疫細胞などの検査や分別に用いるフローサイトメーターなどに応用されている。しかし、数μm以下の微粒子についての操作は困難だった。