関西経済連合会 “経済関係が強い中国の景気減速の影響懸念”
関西経済連合会の松本正義会長は、5日に開かれた年頭の記者会見で、ことしの関西経済について、「関西は全国的にみても中国との経済関係が強く、新型コロナなどによって、中国の景気が減速することの影響が懸念される。一方、2年後に開幕する大阪・関西万博に向けて、パビリオンなどの工事が本格化することから、好影響を与えると思う。プラスとマイナスの両面があると思う」と指摘しました。また、ことしの春闘について、賃上げが経済の成長に欠かせないとしたうえで、松本会長は「賃金が上がらないと個人消費が増えず、賃上げは日本経済にとって重要だ。インフレが課題になっているが、これをカバーするだけの賃上げをすることが経営者の責務だ」と述べました。