突然の大地震、待ち受ける「恐ろしいシナリオ」…もし、大切な人がなかなか逃げようとしなかったら
地震や津波、水害等で避難情報が出ても、ほとんど避難しないということが多いのはなぜか。いわゆる正常性バイアスがまず影響している。ちょっとした変化なら「日常のこと」として処理してしまう人間心理のことである。また体が不自由なことの多い高齢者などの場合では、避難生活の不自由さや環境変化への「不安」が「なるべく避難をしたくない」という行動抑制につながっている部分もある。「不安」を軽減しながら、安全に避難をするためにできることとは。防災・危機管理アドバイザーの古本尚樹さんが解説する。