平成の天皇と懇談を繰り返した作家が問う…人間としての天皇とパブリックイメージの差を、ジャーナリズムはどう克服するか
皇室報道を、別の歴史的な観点からも見ておきたいと思います。近現代の天皇の実像を検証しようとすると、それぞれの時代性を負わせた歴史的存在としての天皇と、生身の人間としての天皇との間にかなりのズレが生じていることに気づかされます。
皇室報道を、別の歴史的な観点からも見ておきたいと思います。近現代の天皇の実像を検証しようとすると、それぞれの時代性を負わせた歴史的存在としての天皇と、生身の人間としての天皇との間にかなりのズレが生じていることに気づかされます。
今回は、この新時代における天皇制について考えてみたいのですが、私たちがその現在形を知るための「皇室報道」というものが決定的な曲がり角に来ていることを指摘しなければならないでしょう。それは2つの対照的な現象に如実に現れていると思うのです。
